心の病の予防(1)

「どうか、朝には、あなたの恵みで私たちを満ち足らせ、私たちのすべての日に、喜び歌い、楽しむようにしてください。」(詩篇90:14)



日本人が世界的にトップクラスの長寿を保っている一つの要素に健康に関する意識が高く、良き医療制度が整えられているからと言われています。 その中の一つとして予防医学が進んでいることではないでしょうか。 病気をしても治療ができれば健康を取り戻すのですが、一番良いのは病気にならないように気をつ けて生活することです。


「心の病」においても同じことが言えます。むしろ「心の病」は、一般の病気以上に予防が大切です。 と申しますのは診断が難しく、薬がありません。良い薬があると言われていますが、実際にはすぐによくなる薬ではありません。

それは多くの「心の病」の原因が、肉体の器質が悪くなるのとは違うからです。 特に不安感が強くあるパニック症、うつ気分で、しんどくて元気が出てこなくなるなどの気分障害 の大半の共通していることは、自己に対する評価、価値の不健全さであります。

自分を大事に思いすぎたり(高すぎる自尊心)、自分はだめだ、失敗者と決めつけて、失望の度合いがとても強くなっ て、絶望状態に自分を追い込む「思考のくせ(習慣)」があるからです。 このような「思考のくせ(習慣)」は、子供の頃から身について、体が成長していても、思考習慣は変わってはいません。

しかも、今日の無神論ヒューマニズム(進化論的世界観)は、絶対者(創造者)の存在を否定し、 絶対的な価値を否定しており、ほとんどの人々がこのような世界観、人生観でマインドコントロー ルされています。


ですから、自己の価値観はつねに相対的であり、一時的であって、安定しません。

絶対者、絶対的倫理を否定するので、人は自由に考え、自由に生きようとするのですが、何が正しいか、善か悪かが定まらず、常に不安定の中で、一応、今の状況で勝ち組に入ると安心し、満足するのですが、絶対に安全、安心出来る確信は持つことができません。

状況が悪くなると、その悩み、不安は大きくなり、心を病むのです。


「思考の習慣」を変える薬はありません。 あなたのアイデンティティー(自分の本当の価値、所属)はどこから来ていますか。


著/ 西舞子バプテスト教会牧師

  表 博之


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